潮干狩り事件(2019年 GWバージョン)

GWに入ってから、なんとなく夜ニュースを見ていたら、潮干狩りを楽しんでいる家族が映っているのを見て、これだ!と感じた。これだ!と感じたら僕自身が行きたくて仕方なくなって、子供達に

「5月2日 僕1日休みやから潮干狩り行かへん?」と誘うと、長男は

「オレ部活。夕方には帰って来るけど。。。」次女も

「私も朝からクラブがあんねん。」と冷たい返事。長女だけが

「私は塾休みやから空いてるでー。」家内は

「家の掃除があるから2人で行ってきいや。」という事で長女と2人きりで潮干狩りに行く事になった。前日は当直だったので、当直明けで仕事を済ませて、車で自宅に戻り、長女を車に乗せて「さあー行くで。」

でも、まずはコーナンで潮干狩りセットを買わなあかんわ。2人でコーナンに寄って、網付きの熊手を2本と、めっちゃ取れたら困るから大きめのポリバケツ、それと、お腹減った時のためのパンを数個と飲み物を買って、さあ、本当に出発。この時点で11時をまわっていた。まあ1時間くらいで着いて、17時までやったら、たっぷり5時間は潮干狩り出来るなーと思って、姫路付近の潮干狩り会場の住所をナビに入れ、走り出したら、目的地到着時間が16時になってる。

「あれーこれナビおかしいんちゃうか?」と思っていたら、高速道路の渋滞情報には阪神高速は18Kmの渋滞の文字。

「キョエー」しょうがない下道で行けるところまで行こう。姫路方面に向かって車を走らせた。1時間くらい経ったところでやっと須磨浦公園の辺り。だんだん行くのがおっくうになってきて

「おい◯◯(長女)、海釣り公園で釣りでもするか?」返事が無いのでぱっと後ろを振り返ったら長女は、ヨダレを垂らして爆睡している。もうえーか。長女が寝ているうちに、頑張って潮干狩り会場まで行こう。と決心して、コーナンの袋の中のパンを食べようと思ったら既に食べつくされている。

「えー。」と思ったが、しょうがない。空腹を我慢して運転を続けた。途中、なんとか高速道路に乗って、潮干狩り会場に到着したのが14時前。あと3時間しか無いやんかー。入場料払って、2人でウキウキしながら、

「どこから攻めますか?」そういえば昔、弟からは、

「潮干狩りは端っこから攻めていった方がええで。真ん中の方は他の人に採られまくってあまりおらん。隅っこには確実にアサリが潜んでいるからめっちゃ採れるで。」と言われたのを思い出し、隅っこのあまり人がいない所から手を付ける事にした。長女と2人で熊手を使ってガシガシやるが5分経ってもアサリは1個も採れない。長女は

「ここおらへんのちゃう?」

「お前、ほんまに諦めるの早いなー。大ちゃん(弟)はアサリは端っこにウジャウジャおるって言うてたで。もうちょっとこの辺で頑張ろうや。」と更にその辺を15分程探すも1個もおらず。

「えーこんなことってあるー?しょうがない、場所変えるか。」少しずつ人のいる方へ移動すると、あからさまに近づいて来るなオーラを出しながら睨んでくるおじさんがいる。

「違うんです、僕らまだ1個もアサリ採れてないんですー」と思いながら、30分くらい経ってようやく長女が

「やったー。1個ゲット。」そこから20分くらい経って僕もやっとその日初めてのアサリを1個ゲットした。ふと長女を見たら完全に戦意喪失し、バケツの中には、ヤドカリばっかりウジャウジャ入っている。

「◯◯(長女)、お前これどうすんねん?」

「家で育てるねん。」

「こんなん、すぐ死んでまうから、海に返したり。それより、頼むからアサリ見つけてくれや。」途中で

「誠に申し訳ありませんが、お土産用に用意しておりましたアサリが全部なくなりました。」と悲しいアナウンスが流れてくる。結局、2人で2時間半頑張ってアサリは4個しか取れなかった。4個のアサリとヤドカリ達は海に返し、長女が持って帰ると言ってきかなかった一匹のカニだけ持ち帰ることになった。朝から渋滞にはひっかかるし、これだけの労力を使って成果はこれだけかい。うそのような潮干狩り体験だった。帰りの車はスムーズで1時間くらいで自宅近くまで戻って来れた。家内には

「今日の夜はアサリを使った料理にするね。」といわれていたので、スーパーでアサリのむき身パックと、ふつうのアサリのパックを買って自宅に戻ると、アサリのむき身パックを見た次女が

「こんなに採れたの?」と嬉しそうに聞く。

「そうや。貝殻はゴミになって大変やと思ったから、ちゃんと海で処理してもらってきてん。」と答えると、長男がニヤニヤ笑いながら

「ほんまはどれくらい採れたん?」

「4個。」家内が

「4個~?その辺の海岸探してもそれくらいはおるやろー。3時間かけて行って4個ってウソみたいな話やね。やっぱり潮干狩りは朝一番で行かなあかんのよ。」と言われ、僕の休日は何やったんやろうと寂しくなった、真太郎先生の1日でした。

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