月の満ち欠け事件

先日、長女(小5)に月の満ち欠けについて、リビングの机で勉強を教えている時のこと。

「お月さんは、新月から始まって3日経ったところで三日月になるねんな。

それから右側だけ太っていって7日目くらいで半月(上弦の月)になって更に1週間かけて15日目くらいで満月になるねん。よく『十五夜のお月さん』って言うやろ・・・・・・・。」

めちゃめちゃ丁寧に説明していたつもりだった。横から家内に肩をトントンされて、長女の方をハッと見たら、舟こいで寝ている。カッとなったけど、

「いかん。いかん。こんなんで怒ってたらあかん。」と思って

「おい〇〇、起きてやー。こんだけ一生懸命説明してんねんから、聞いてや。」長女もハッとなって説明をまた聞きはじめた。

「もう一回説明するで。お月さんはな。新月から始まってな・・・・・・・。」

よしよし、今回は、真面目に聞いてくれてるぞ。途中で長女の質問もありながらなんとか説明を終えた。まあまあ理解してくれてると思って

「じゃあ、上弦の月って、新月から始まって何日目の月ですか?」と質問すると「30日。」と答える。

「いやいや、なんでやねん、月は新月から始まって、また新月に戻るまでの一周期が約30日やねんぞ、30日はおかしいやろ。」と言うと

「じゃあ、15日?」と答える。

「おいおい、ちょっと待て。『じゃあ。』ってなんやねん。適当に答えんといてくれるか。だいたい15日目は満月って言うたやないか。」怒りのバロメーターが80%くらいまで達しているのを抑えながら

「しょうがないな。もう一回説明するで。」少し怒り口調で

「お月さんはなー。新月って見えない状態から始まってな・・・・・・・。」ようやく説明し終えて

「じゃあ上弦の月って新月から数えてどれくらいで見れるの?」と質問すると暫く考えた後

「6時間?」

「えー、」と僕がびっくりして声をあげた後、まずいと思った長女が

「あっちゃうわ。3日。」と考えた時点で、完全に我を忘れて

「えーかげんにせーよ。1回死ねー!。と言った瞬間、シーンとなってその場が凍りついた。娘はシクシク泣き出すし、全く勉強が頭に入らなくなってきたのでその日の勉強は終了となった。お風呂に入りながら、怒ったことを反省し、少しブルーになりながら、風呂を出たら、家内に

「『死ね』はあかんわ。『死ね』は。」と怒られ、横には、家内に告げ口した長女が泣きながら僕をにらんでいる。

「(もう、あんな怒り方する人はお父さんじゃない。)って言ってるで。」家内にたたみかけられるように言われ、シューンとなりながら、マムクリニックの当直に向かった。車の中で、また反省し、明日どうやって関係を修復しようかずっと考えていた。

マムクリニックに到着し、未分娩の人がいないことを確認し、さあ、寝ようと思い、携帯を見ると長女からメールが来ている。のぞいてみると

「『死ね。』なんていう人は、もう、お父さんじゃない。勉強も、もう教えていらない。」とのこと。まだ、たたみかけてくるか?こいつ意外と強いなと思いながら、どう返事してよいかわからず、その日は、ブルーになりながら寝る事にした。翌日、とりあえずメールの返事はしておこうと思い切ってメールをした。「今日は、お父さんです。お元気ですか?」返事は帰って来なかった。子供を怒った後、いつも切ない気持ちになっている。そして子供は、興味の無い話は、なんぼ説明しても覚えてくれないという事がわかった、真太郎先生のお話しでした。

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